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糖尿病の原因は、基本的には男性でも女性でも変わらないのですが、女性特有の糖尿病の原因というものも存在します。今日は、女性限定の糖尿病の3つの原因(盲点となるもの)をまとめておきます。
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男性は、主食やお酒とつまみなどの糖質を過剰摂取する傾向がありますが、女性はどちらかというとお菓子やデザート系の糖質を多く食べる方が多いようです。
血糖値を上げるのは糖質だけですので、主食やお菓子系を食べ過ぎると、随時血糖値が上がり、そのたびにインスリンを働かせなければならなくなります。そして次第に遺伝などの影響で、膵臓の機能が衰え始めてしまい糖尿病を発病してしまうようです。
40代50代になったら、糖質の摂りすぎには注意が必要です。
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女性が妊娠中に糖尿病になることを妊娠糖尿病といいます。以前から糖尿病だった方ではなく、妊娠してから糖代謝異常が起きて高血糖が続いたり、妊娠というなれないイベントによるストレスなどから糖尿病状態になる女性を妊娠糖尿病と呼んでいます。
出産後、妊娠糖尿病だった女性は糖尿病が治るケースが多く、過剰な心配はいりませんが、妊娠中に増えた体重や運動不足をそのまま継続してしまうと、治らない女性もいますので注意が必要です。
また、妊娠糖尿病になった方は出産後治ったとしても、40代50代になってから再発しやすい事も分かっています。妊娠中(若い時)に発病するということは、糖尿病になりやすい体質だという事を表しています。出産後正しい生活習慣を送る事が大切になってきます。

妊娠糖尿病を発病し、出産後に治った女性が、また糖尿病になる可能性が高いのが更年期(40代50代)に入ってからです。更年期を迎えると、女性ホルモンのバランス(エストロゲンとプロゲステロン)が崩れますが、糖尿病と大きく関係してくるのがエストロゲンの減少です。
女性の代名詞「エストロゲン」は、20代でピークとなりますが、30代で減少し始め、更年期(40代50代)でかなり減っていきます。ここで問題になってくるのが、エストロゲンはインスリンの働きを助ける作用をしているという点なのです。
エストロゲンが減少して、血糖値を下げる作用が十分に出来なくなり、その他の糖尿病の原因、遺伝的な問題や生活習慣やストレスなども重なってくると、糖尿病を再発してしまう可能性があるのです。

糖尿病の原因と対策:30代、40代、50代、60代
更年期に入る女性は、事前に生活習慣を改善をしておく事、更年期を迎えて体調が思わしくない方は、更年期障害の治療に専念する事、このような対策が、糖尿病の予防や治療につながっていきます。
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