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2016年にNHKが「血糖値スパイク=食後の高血糖」に関する放送をしてから、糖尿病の原因の一つに血糖値スパイクが関係してる事が分かってきました。
今日は「血糖値スパイク」の原因と食後の高血糖を防ぐ2つの方法をまとめておきます。
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②糖尿病の原因は血糖値スパイクの繰り返し
③食後の高血糖を防ぐ2つの方法

NHKも警告する血糖値スパイクとは、食後の高血糖を指しています。血糖値は、ご飯・パン・麺などの「糖質」を食べると上がりますが、その食後に上がる血糖値を抑制できずに血糖値スパイクを起こします。
健常者は、血糖値を下げるホルモン(インスリン)を十分に分泌させて、作用させる事が出来ますが、インスリン抵抗性などがある方は、血糖値を下げる事が出来ずに血糖値スパイクを起こしてしまいます。
糖尿病の初期段階の方は、血糖値スパイク(食後の血糖値140mg/dL以上)を起こしても、比較的すぐに下がるので、健康診断などでは見つかりませんが、徐々に下がらなくなり血糖値スパイクを原因とした糖尿病を発病します。
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血糖値スパイク(食後の高血糖)は、健康診断などでは見つからないため、糖尿病の初期段階の方は当然のごとく血糖値スパイクを繰り返していきます。何か体に異常でも出れば見つけやすいと思いますが、この段階では糖尿病の症状というものもまず出ないので気が付かないのです。
血糖値スパイクを繰り返していくと、初めは下がっていた高血糖が徐々に下がらなくなっていき、健康診断で血糖値の基準値に引っかかり始めます。
空腹時血糖値の基準値は100mg/dL未満、ヘモグロビンの基準値は6.2%未満です。この2つの数値が異常値を示すようになり、突然「糖尿病」と診断された・・となってしまうのです。

糖尿病の原因である「血糖値スパイク」を防ぐには、糖質制限食、食後の運動の2つが最も効果的です。※糖尿病薬を服用してる方は低血糖の恐れがあるため、糖質制限食はしてはいけません。
血糖値を上げるのは糖質だけなので、糖質制限食をすれば血糖値スパイクは起きません。また食後に運動をすると、血糖値の上昇を緩やかにして血糖値スパイクを予防出来ることも分かっています。運動で血糖値がどのくらい下がるかは人によりますが、食後の運動で約30~50mg/dLの血糖値が下がる方が多いようです。

糖尿病初期の方は、投薬などないと思いますので、糖質制限食と食後の運動をお勧めします。糖質制限食という食事療法は、食後の運動は必修ではありませんが、実行すると効果が倍増します。
糖質制限食をして血糖値スパイクを起こさない、糖質を多く摂った時は食後に運動する、こういった生活習慣を常に頭に入れておけば、糖尿病初期段階の方は次の検査結果で必ず良い数値が出ると思います。
糖尿病の原因と対策:30代、40代、50代、60代、男性、女性
NHK公式ページ「血糖値スパイクについて」放送内容
「糖尿病は原因を探して排除する事が大切です」他に原因がないか、お時間がある時に確認しておきましょう。
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