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糖尿病の原因として、インスリン抵抗性という言葉を聞いたことがあるかもしれません。インスリン抵抗性があると高血糖が続いてしまい糖尿病がどんどん悪化する原因になります。
今日はインスリン抵抗性を簡単に説明して、インスリン抵抗性を改善させる3つの方法をまとめておきます。
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②インスリン分泌量と能力(膵臓)を改善させる3つの方法
③早期のインスリン導入も行われ始めた

膵臓からのインスリン分泌量が少ない、分泌されていても効きが悪い(血糖値が下がらない)ことをインスリン抵抗性があると言います。
インスリンが生まれた時からほとんど分泌されない方をⅠ型糖尿病、生活習慣からインスリン抵抗性が起きた方をⅡ型糖尿病と呼んでいます。このインスリン抵抗性は、肥満、遺伝、食後の高血糖の繰り返し、寝不足などを原因にして起こりやすくなります。
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インスリン分泌量と能力を改善するには、糖質制限食、食後の運動、ダイエットの3つが効果的です。(※Ⅰ型糖尿病や投薬のあるⅡ型糖尿病の方は、糖質制限食をしてはいけません。)
インスリン抵抗性は、食後の高血糖を繰り返し、インスリン能力が疲弊した膵臓の方に見られます。ですので、食後の高血糖が起きない「糖質制限食」を行い、膵臓に休息を与えます。すると休息を与えられた膵臓は、インスリン抵抗性がなくなり、血糖値を下げる能力が回復する場合があるのです。
また食後の運動は、カロリーの消費やストレス解消に最適で、ダイエットに効果的なのは周知の事実です。そして運動で付いた筋肉は、ブドウ糖(血糖値)を消費する力があるので、更にインスリン抵抗性が改善しやすくなります。

最近では、Ⅱ型糖尿病の初期段階でインスリン治療を取り入れる医師も増えてきてます。(※糖質制限食を行う方はインスリン治療は出来ません)
インスリン注射というと、重度の糖尿病患者の治療手段と考えられがちですが、今ではそうではなくなっています。インスリン治療を糖尿病の初期段階で取り入れることで、疲弊した膵臓に休息を与えるのが目的なのです。血糖値やヘモグロビンA1cが十分に下がったら、インスリン治療を中止することが検討されるようになります。
その他のではアクトスという薬もインスリン抵抗性の改善薬としてよく使われています。

糖質をとカロリーを減らした食事に変更して、肥満解消と運動不足を解消します。
※糖尿病薬やインスリン治療を行う方は糖質を減らす事は出来ません。
糖質が減ることで食後の高血糖がなくなり、カロリーが減り運動することでダイエットに成功しやすくなります。そして徐々にインスリン抵抗性が改善されていき、次回の検査ではきっと糖尿病の数値も良くなってる事でしょう。
糖尿病の原因:生活習慣、食事の質と量、血糖値スパイク
糖尿病の数値でわかる今の状況と対策:200、500、6%、8%、10%
遺伝的な要因で、もともとインスリン抵抗性がある方もいますので、あなたが糖尿病になった原因を把握しておき、心当たりの原因があれば排除していく事も同時におこなうようにしていきましょう。
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