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糖尿病の原因はいろいろありますが、その中の一つである「ストレス」は意外な盲点かもしれません。仕事の重圧がある方や家庭内の問題を多く抱える方など、日々ストレスが多い方は血糖値が上がりやすく、糖尿病の原因になりやすいというデータが出ているのです。
今日は糖尿病の原因「ストレス」の概要とストレス解消法についてまとめます。
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②ストレス⇒4つのホルモンが分泌⇒血糖値が上がる
③40代50代におすすすめの4つのストレス解消法

特に仕事のストレスが多い人は、糖尿病になるリスクが45%ほど高くなるというドイツの調査結果が出ています。私の知人でも仕事のストレスが原因で血糖値500以上になったという人が実際にいます。
ストレスが何故血糖値を上げるのか、糖尿病のリスクを45%も上げるのか、それには血糖値を上げる4つのホルモンが関係しています。

人はストレスを受けると、血糖値を上げる4つのホルモン(グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、甲状腺ホルモン)が分泌されやすくなりますが、この中でも特にグルカゴンとコルチゾールが糖尿病の原因となってしまう事があります。
血糖値を下げるホルモンがインスリンですが、グルカゴンは血糖値が下がりすぎないように血糖値を上げる働きがあるホルモンです。血糖値を正常に保つにはこの2つのバランスが大切ですが、グルカゴンはストレスにも反応するので、ストレス過多の方はグルカゴンの分泌を促してしまい高血糖を起こすので糖尿病の原因になってしまうのです。
次に血糖値に大きな影響があるのがコルチゾールです。コルチゾールも、ストレスと低血糖に反応して分泌されるモルモンなので、血糖値を上げる働きがあります。
その他、興奮・緊張などから分泌されるアドレナリン、エネルギー代謝を調整する甲状腺ホルモンなどもストレスにより分泌され高血糖を引き起こしやすく糖尿病の原因となります。
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糖尿病の原因となる「ストレス解消」のおすすめは、1、運動 2、環境を変える 3、休暇を取る 4、趣味を作る(没頭する)の4つです。
この中でも一番のおすすめは食後の運動です。食後の運動は、食後の血糖値を30~50mg/dLほど下げる効果とストレスを解消させるといった糖尿病対策を同時に行う事が出来ます。2つの側面から血糖値対策が出来ますので、40代50代には最適な糖尿病対策と言えるでしょう。
その他、気分展開のために趣味を作ったり、休暇を取って旅行に行き環境を変える事も有効なストレス解消法となります。

あまり仕事ばかりせずに、適当に仕事することも糖尿病にならないためには必要かもしれません。健康あっての今後の人生です。仕事のストレスで血糖値を上げて糖尿病へ・・・ではあまりにも残念すぎます。
糖尿病の原因:40代、50代、男性、女性、食事の質と量
糖尿病の数値でわかる今の状況と対策:200、500、6%、8%、10%
ストレスをうまく解消して糖尿病の原因を排除し、今後の生活をより良いものにしていきましょう
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